共創・共感CO-CREATION&EMPATHY

「共創・共感」は、設計を専門家だけの営みとせず、多様な立場の人々とともに風景をつくり上げていく姿勢を表すランドスケープのデザインでのキーワードです。
「共創」とは、異なる知識や経験を持つ人々が協働し、アイデアや価値観を交わしながら、新たな景観や空間を創出するプロセスです。ワークショップや対話の場を通じて空間への愛着や当事者意識が生まれ、人々とともに「風景の未来像」を描く作業となって社会に根ざす設計のあり方となります。
「共感」は、設計者が利用者や地域の文化・記憶・感情に対して深く寄り添い、その視点や気持ちを想像しながら空間を構想する態度です。風景は物理的な集合体ではなく、人の記憶や感情が重ねられた存在であり、共感的な姿勢をもって対象に向き合うことによって、繊細で持続的なランドスケープの構築につながります。