私たちは、外部空間の設計・デザインを業務領域のコアとしながら、その上流領域でのマスタープランの作成、景観・まちづくりガイドラインの作成、事業計画段階でのデザイン・サービス等に取り組み、下流領域での維持管理支援や環境モニタリング、リニューアル等を手掛ける組織設計事務所です。
また公民連携分野ではパークPFIや地方創生支援も業務スコープとしており、こうした私たちのこれまでの活動は国内にとどまらず、東南アジアを中心に中国、台湾などの海外に広がっています。
昨今の気候変動、自然災害、環境課題、社会課題等の中で、自然環境や外部空間を扱うランドスケープというフィールドが、変わりつつある現代社会をけん引する役割を期待されています。
こうした状況の中で、私たちはランドスケープを「空間のデザイン」のみでなく「関係のプロセス」として捉え、人と自然、人と環境、人と社会のあいだに広がるさまざまな領域やその在り様を読み解き、自然との共生、環境技術とデザインの統合、地域価値向上などを課題解決のテーマとしながら、その場に相応しい「魅力ある骨格」を見出すことを本質と考えます。
一方で、モノづくりの経験に基づく上質な空間の実体化のため、「美しいディテール」の実現にこだわります。「骨格」と「ディティール」の間を行き来しながら、それらは設計者である私たちひとりひとりの倫理と創造性により支えられるべきものと確信しています。
私たちは、創造的で持続的な組織文化を育み、客観的視点(環境技術・テクノロジー)と主観的視点(デザイン・創造)の両輪で思考し、これまでに築いてきた実践や実績をさらに深める探究心を持って、プロジェクトに取り組んでまいります。
私たちはプロジェクトを通じて、持続可能で共感に満ちた社会の構築に少しでも貢献できることを願い、ランドスケープ・アーキテクトの集団として世界のトップブランドを目指してまいります。